1988年~2022年現在まで34年間。生涯現役を目指して日々の活動を記録中!

単独前進

みなさんおはようございます。

今日もいい天気ですね。
午後は全線の通過で降水確率50%です。

今日も作業の遅れを取り戻しに、
休み返上で新人は、がんばっていますよ!

どうすれば、プロジェクトが前に進むのか?
どうすれば、スキルUPできるのか?

今日は、ちょっと具体的に書いてみますね。

まず、初期段階、開発の前半で問題になるのは、
まちがいなく、仕様が決まっていないこと、
そして、絵の素材が完成していないことです。

このような状況で、
プログラマーは、どう仕事を進めるのか?

私の経験からすれば、絵素材や仕様がなくても、
ある程度の企画があれば、6~7割程度のプログラムを、
プログラマーだけで完成できると考えています。

絵素材などは、全てデーターであり、
あとで差し替え可能なように組みますし、

細かいところは、最後のゲームバランスの調整も含めて、
スクリプターに任せるように作るのが基本です。

まちがっても、プログラム中に直値を入れて、
調整するようなソースは作らないように・・・(^^;;

すべて、変数に置き換えて、
プログラムとデーターの分離が、
まず、基本的な作法です。


また、ゲーム本体のプログラムでいえば、
ハードに近い、描画、メモリー管理、入出力ルーチン、
メインのスレッド管理ルーチンから、
コリジョン、敵の出現、敵のAIなど、
常に用意するサブルーチンは、ほぼ、決まっています。

デバッグのことを考えて、ステージセレクトや、
パラメーターを変更できる画面など、
デバッガーに効率よく作業できる機能も、
勿論、準備してくださいね。

その他、例外処理、データーエラー検出、ログ管理など、
システムがどのように動いたかの履歴も取れると、
デバッグの効率もあがります。

プレイヤーの入力データーをログに保存しておき、
リプレイなどの再現もできるようにするなど、
自動化の部分もあると便利ですし、

対戦型ゲームには、プレイヤー側のAIも、
当然、必須になりますよね。


また、ゲーム本体以外のツール類、
スクリプト作成ツールから、絵素材の圧縮ツール、
3Dのコンバートツールも含めて、
データー加工を処理をするツール関連のプログラム、

これらは、仕様書がなくても、
プログラマーに経験があれば進められます。

絵素材がないとか、仕様書がないとか、
それを理由にプログラム作業が止まってしまっている人は、
是非、視野を広げて考えてみてくださいね。

2022年9月

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